仮想通貨チャートのトレンドラインの引き方(初心者編)
トレンドラインって何?
トレンド(市場動向)が上向きなのか下向きなのかを判断する指標です。
いわゆる仮想通貨価格が今後上がっていくのか?
下がっていくのか?を見極めるために引く線のことをいいます。
トレンドはダウ理論が基本になっている
ダウ理論とは?
チャールズ・ダウ(ウォールストリートジャーナル創設者の一人)氏が考案した理論をさしていて、要約すると以下の6つの内容になります。
1、平均はすべての事象を織り込む
市場価格はあらゆるファンダメンタル(材料)の反映である
2. トレンドには3種類ある
主要トレンド:1年~数年のサイクル
二次トレンド:3週間~3ヶ月のサイクル
小トレンド :3週間未満のサイクル
3、主要トレンドは3段階からなる
先行期-追随期-利食い期
4、平均は相互に確認されなければならない
工業株と運輸株で確認
5、トレンドは出来高でも確認されなければならない
上昇局面においては値上がり時に出来高が増加し値下がり時には出来高が減少、下降局面においては逆になる
6、トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する
トレンドに逆らってはダメ
現在の仮想通貨に置き換えて説明すると
① 歴史は繰り返すので過去のチャートの動きを参考にしなさい
② 日足・時間足・分足それぞれにトレンドが発生しています
③ 下のチャートがイメージ図です
④ ビットコインの動きを見れば全体が見えます
⑤ 上昇下降時は出来高も増えます
⑥ 現物買いの場合は下降時に買うな
3つのトレンドがある
上昇トレンド(上昇相場)
安値が右肩上がりで切り上がっていて
高値が右肩上がりで切り上がっている
下降トレンド(下降相場)
高値が右肩下がりで切り下がっていて
安値が右肩下がりで切り下がっている
横ばいトレンド(レンジ相場)
上昇でも下降でもないトレンド
トレンドラインは上昇と下降で引いてみる
上昇トレンドライン
上昇トレンドが発生した時に安値と安値を結んだ直線
下降トレンドライン
下降トレンドが発生した時に高値と高値を結んだ直線
チャネルライン
トレンドラインラインから平行に引いた線
チャネルラインで何がわかる?
価格はトレンドラインとチャネルラインの値幅で動く
トレンドの勢いがわかる
トレンドの終了がわかる
実際のチャートで引いてみる
2018年前半の日足チャート
上昇トレンドラインと下降トレンドライン
5月~現在までの4時間足チャート
下降トレンドライン
太い下降トレンドラインと下降チャネルライン
下降トレンドラインと下降チャネルラインの引き方
下降トレンドライン=起点(高値)から切り下がっている高値を数か所結んだライン
下降チャネルライン=下降トレンドラインに平行で数か所の安値を結んだライン
矢印の値を基準に引いています
ヒゲの先端?実体の先端?どこに合わせればいいの?
私はおおまかに引いています。
ヒゲの先端に合わせる人もいますし、実体の先端に合わせる人もいます。
今が5月初め(オレンジの〇時点)ならどの様に引けばいいの?
時間経過につれて下降トレンドラインが①から②へと移っていきます。
①ラインは起点と次の高値を結んだ下降トレンドライン
起点から3回目の高値は下降トレンドラインを抜けてしまいトレンドを終了してしまう。
一旦は抜けてしまったが①チャネルラインまで戻って反転するも①トレンドラインを超えてしまう。
②ラインは起点と2度目の高値を付けた段階で下降トレンドラインを引きます。
一旦は終了する①下降トレンドラインでも再び意識されている事がわかる例になります。
売買ポイントを探す
A~Hの順に売買ポイントが移っていきます。
トレンドラインは売買ポイントを探すのに優れた指標になります。
(注意点)
下降トレンド発生中は1度売りタイミングを逃すと大損することになる。
値幅が狭い場合は利益が少ない。
売買ポイントが判明するのが起点から時間経過しているのでデイトレーダー向き。
個人個人ラインの引き方違うので自分が引いたラインが大筋とは限らない。
移動平均線
下の水色ラインは90日移動平均線です。
上の4時間足チャート図と比較してみてください。
下降トレンドラインに似ていると思いませんか!
移動平均線はトレンドラインの代用として利用することが出来ます。
利用されているチャートのインジケーターから移動平均線を立ち上げて利用してみましょう。
◎トレンドラインの引き方 まとめ
トレンドラインとは上昇か下降かを判断するため使用します。
売買価格算出というよりは時間軸に視点を置いた指標なので、今は上昇トレンドなのか下降トレンド、それとも横ばいトレンドなのかを判断するようにしてください。
全体では横ばいトレンドが7割、上昇下降トレンドが3割を占めています。
初心者の貴方が売買する時は中長期目線で横ばいトレンドで売買するようにしていきましょう。
横ばいトレンドなのかを判断する為に上昇下降トレンドを理解することが重要になります。
次回は売買のポイントになる横ばいトレンド(レンジ相場)、レジスタンスラインとサポートラインの引き方について学んでいきましょう。
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